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平和行事

8月11日の「ひろしま盆ダンス」参加呼びかけ 旧広島市民球場跡地

 被爆1年後の夏、廃虚の広島市基町で行われた盆踊り大会が、「ひろしま盆ダンス」として72年ぶりに復活し、8月11日午後2時から10時まで、中区基町の旧広島市民球場跡地で開かれる。中国新聞社が主催する。

 広島から多くの人が移民したハワイや南北アメリカ大陸で、日系文化ともなった盆踊り。外国人観光客を含め、参加者が世代や国境を越えて集い、平和の喜び、原爆の廃墟からの歩みや広島と世界のつながりを体感する国際交流イベントとなる。

 第1部は午後2時から5時半までで、青少年センターによるステージがある。

 第2部「ひろしま盆ダンス」は午後6時半から10時まで。メインは参加者全員による「総踊り」で、太鼓、津軽三味線、笛、尺八の生演奏と生唄に合わせ、七つの川や比治山、宮島といった広島の風景を方言とともに歌う「広島音頭」と、福岡の「炭坑節」を踊る。

 会場にはブラジル日本移民110周年記念事業交流広場(広島日伯協会)などの国際交流、和文化体験、浴衣コーナーなどの「インバウンドおもてなし」、1000個のキャンドルで照らす折り鶴モニュメントも用意される。

 ひろしま盆ダンスの公式サイト  https://hiroshima-bon-dance.jp/

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