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ユース選手ら被爆実態学ぶ 広島国際サッカー

 広島市で開催中の平和祈念広島国際ユースサッカー2018(中国新聞社など主催)に出場している選手が9日、中区の平和記念公園で平和学習をした。ガーナとメキシコから来たクラブを含む18歳以下の4チームが、原爆資料館を見学した。

 ライト トゥ ドリーム(ガーナ)、グアダラハラ(メキシコ)と、サンフレッチェ広島ユース、県高校選抜の約100人が参加した。被爆の実態に触れたグアダラハラのエドゥアルド・トーレス主将(18)は「原爆は知っていたが、放射能の影響で何カ月、何年にもわたって苦しむ人を増やしていることは知らなかった」と神妙な表情を浮かべていた。

 見学中に長崎の原爆投下時刻となり、黙とうした。ライト トゥ ドリームのゴデオン・メンサ主将(17)は「新しい建物が立ち並ぶ今では考えられない、悲しい出来事。復興への力を感じる」と展示物に見入っていた。(矢野匡洋)

(2018年8月10日朝刊掲載)

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