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原爆の日や終戦の日 米軍機飛行中止 市民団体が要請

 廿日市市の市民団体「岩国基地の拡張・強化に反対する広島県住民の会」は10日、米国が広島と長崎に原爆を投下して73年となった6、9日に米軍機が広島県内を飛行したとして、日米両政府に原爆の日の飛行を中止するよう求める要請書を送った。

 同会の会員が6日午前9時半ごろや9日午前11時ごろに同市沿岸部で騒音を確認した。岩国市基地政策課によると、6日午前9時から午後6時にかけて米軍岩国基地(同市)の南北2カ所で計76回の騒音を測定。最大94・9デシベルを記録した。

 要請書は「被爆73年の日に飛行したことを断じて許せない」などと抗議。原爆の日の訓練内容を明らかにすることや、終戦の日の15日の飛行中止も求めている。

(2018年8月11日朝刊掲載)

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