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サーローさんと「日程が合わず」 外相、面会応じず釈明

 河野太郎外相は7日の記者会見で、昨年のノーベル平和賞授賞式で被爆者として初めて演説したカナダ在住のサーロー節子さん(86)の面会要請に応じなかったことについて「日程が合わなかった」と釈明した。

 来日中のサーローさんは9日に出国予定。10月から河野氏との面談を求めていたが実現しなかったため、日本政府が核兵器禁止条約を批准するよう訴える河野氏宛ての手紙を5日、辻清人外務政務官に託した。

 河野氏は手紙の内容についてコメントせず、「被爆者がさまざまな場面で体験談や思いを話されるのは核軍縮を進める上で有効。ぜひ活動を続けてほしい」と述べた。

(2018年12月8日朝刊掲載)

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