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原爆資料館見学求める 広島県・市、法王来日へ3項目

 ローマ法王フランシスコが明言した11月の日本訪問に向け、広島県と広島市は日本カトリック司教協議会(東京)とカトリック広島司教区(広島市中区)に対して、広島訪問が実現した場合、原爆資料館(中区)の見学など3項目の実施を求める要望書を提出した。

 要望書は湯崎英彦知事と松井一実市長の連名で、協議会の高見三明会長と広島司教区の白浜満司教に宛てた。原爆慰霊碑への献花と、核兵器のない世界の実現に向けたメッセージの発信▽原爆資料館の見学や被爆者との会話▽若者との対話の機会の設定―の実施へ、格別の配慮を求める。

 市職員が4日夜、広島司教区で白浜司教に要望書を渡した。白浜司教は6日、中国新聞の取材に「要望書は既に協議会にも届けた。広島の思いが少しでも多くかなうよう、努力したい」と話した。(教蓮孝匡)

(2019年2月7日朝刊掲載)

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