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地上イージス容認方針 萩商議所、適地と国決定時

 地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の陸上自衛隊むつみ演習場(萩市)への配備計画を巡り、萩商工会議所は26日夜、議員総会を開き、受け入れ容認の方針を決めた。

 商議所や出席者によると、藤井敏会頭が「国が演習場を適地と決めた場合は容認する」と表明し、会場から拍手で承認されたという。

 一方、総会に来賓で出席していた藤道健二市長は現時点で是非を判断していない。藤道市長は27日、「商議所の方針が示されたと受け止めている。市としては国益、市民の安心・安全の確保、まちづくりが大きく阻害されないの三つの判断基準に変わりはない」とのコメントを発表した。

 地上イージスを巡っては自民党県連の萩支部などが昨年1月、配備計画への協力や地域振興策を求める決議文を中国四国防衛局(広島市中区)に提出。防衛省は候補地での適地調査の結果を5月以降に地元へ伝える見通し。(和多正憲)

(2019年3月28日朝刊掲載)

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