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　岩国市の米軍岩国基地への空母艦載機移転に反対してきた市内５団体でつくる「異議あり！『基地との共存』市民行動実行委員会」は１０日、米軍機の騒音被害の解消を求める署名２万６０７５人分（９日時点）が集まったと発表した。中国四国防衛局に提出する。

　要請は、騒音被害の軽減へ実効性のある措置を米側に求める▽被害実態を把握するため市民への聞き取り調査をして、市街地に新たな騒音測定器を設置する―の２点。昨年６月に署名運動を始め、山口、広島両県を中心に各地の団体・個人から集めた。

　実行委は国に提出後、岩国市長と山口県知事に取り組み結果などを報告する意向。市役所で記者会見した岡村寛委員長（７５）は「騒音被害に対し国県市は米軍と真剣に向き合い、現状変更する気概があるのか問い続けたい」と話した。（松本恭治）

（２０１９年７月１１日朝刊掲載）