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ヒバクシャ国際署名 島根知事応じる

 島根県の丸山達也知事は31日の記者会見で、日本被団協が呼び掛け、核兵器禁止条約の締結を全ての国に求める「ヒバクシャ国際署名」に応じたことを明らかにした。「広島、長崎の悲劇を繰り返すべきではないという思いは同じだ。核廃絶への動きが進んでほしい」と語った。

 一方、非核兵器保有国が条約を推進する中、日本政府が署名、批准しない現状には「非保有国と協調するのが当然という考えにも、保有国と非保有国の亀裂を深める対応は中長期的に廃絶にプラスに働かないという立場にも、一理ある。どちらが良いか言いがたい」との認識を示した。

 県原水協などでつくる原水爆禁止国民平和大行進県実行委員会の求めに応じ、7月22日に職員を通じて署名を託したという。署名連絡会によると、4月29日に退任した溝口善兵衛前知事を含め、同月24日までに20府県の知事が署名している。(岡田浩平)

(2019年8月1日朝刊掲載)

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