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雨中の式典 5年ぶり 暑さ和らぐ

 6日の平和記念式典は、2014年以来5年ぶりとなる雨中の開催となった。会場の平和記念公園(広島市中区)周辺は雲に覆われ、雨で酷暑が和らいだ。

 式典前に雨粒が落ち始め、暑さ対策のテントがある場所以外の参列者は、傘を差したり建物に移動したりしていた。一般の献花でも傘が連なった。広島地方気象台によると、中区の午前8時の気温は29・4度、同9時は28・2度。最高気温は午後1時34分に31・1度と真夏日になったが、今年最高の37・0度だった前日より5・9度低かった。

 参列した主婦石津ユキエさん(76)=西区=は「20年ほど来ているが、一番涼しく感じた」と振り返った。

 式典後は、展示を更新した原爆資料館に多くの人が向かった。ただ、午前8時半の開館からできた行列は同11時ごろには解消した。主婦松下希さん(45)=東京都=は「約20分待って入れたのでゆっくり見学できた」と話していた。(藤田龍治、木下順平)

(2019年8月7日朝刊掲載)

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