×

ニュース

サーローさん来月講演 広島 自伝出版を記念

 広島市出身でカナダに住む被爆者サーロー節子さん(87)=写真=の一時帰国に合わせて11月9日、自伝「光に向かって這(は)っていけ 核なき世界を追い求めて」(岩波書店刊)の出版記念講演会が中国新聞ホール(広島市中区土橋町)である。中国新聞社主催。

 サーローさんは2017年、核兵器禁止条約の実現に貢献した非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN(アイキャン))を代表してノーベル平和賞授賞式で演説した。講演会では、自伝に込めた古里へのメッセージや、核兵器廃絶への思いを語る。共著者の中国新聞ヒロシマ平和メディアセンターの金崎由美記者との対談などもある。

 午後1時半開演。入場無料。定員500人で事前申し込み不要。会場で本を販売する。中国新聞企画サービス☎082(236)2244。

 10月29日には神保町ブックセンター(東京)でも出版記念イベントがあり、サーローさんはICAN国際運営委員でもあるNGOピースボートの川崎哲(あきら)共同代表と対談する。

(2019年10月7日朝刊掲載)

年別アーカイブ