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[法王 被爆地へ] 平和の集い 2000人想定 司教協調整 被爆者や広島市長ら

 ローマ法王フランシスコの24日の広島訪問の際、平和記念公園(広島市中区)である「平和のための集い」について、集いを営む日本カトリック司教協議会(東京)などが、参列者数を約2千人とする方向で調整していることが8日、分かった。

 教会関係者や被爆者、広島県・広島市の関係者を含めて約2千人を見込む。このうち県・市の関係者は350人程度で調整。松井一実市長や湯崎英彦知事、関係団体のトップたちのほか、地元選出の国会議員、県内自治体の首長や議員たちを想定する。平和活動に取り組む高校生など、若者の出席も予定している。

 市は警備のため、同日午後1時から平和記念公園への関係者以外の立ち入りを規制する。入場には、セキュリティーチェックが必要となる。

 法王は23~26日に日本に滞在する。24日に長崎市を訪れた後、同日夕に広島空港に到着。午後6時40分から予定されている平和記念公園での集いでは、2人の被爆者から被爆体験の証言を聞き、核兵器廃絶のメッセージを発信する方向で調整している。終了後には再び空路で東京へ向かう。(明知隼二)

(2019年11月9日朝刊掲載)

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