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ヒロシマを世界へ発信 海外メディア

 海外からも約100人のメディア関係者が広島に詰め掛けた。被爆地から核兵器の廃絶を強く訴える教皇の姿を世界に伝えた。

 フランス紙ルモンドの特派員フィリップ・メスメールさん(47)は「平和のための集い」を取材。「世界の政治的指導者の政策が直ちに変わるわけではないが、平和な世界を築き上げる上で一つのステップになるだろう」と受け止めた。

 国営イタリア放送協会(RAI)のフランチェスコ・カジロさん(47)は「核兵器を含む武器の生産をやめ、平和に生きるというゴールは他の宗教とも共有している。精神的なリーダーである教皇のメッセージは大きな意味を持つ」と語った。

 カトリック系通信社の記者マイケル・サンズブリーさん(55)は「世界中から核軍縮に注目が集まる機会。常に弱者に思いを寄せてきた教皇だからこそ多くの人に届くだろう」と話した。

(2019年11月25日朝刊掲載)

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