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女性作家が描く故郷備後 福山 ゆかりの6人 原稿など展示

 福山市丸之内のふくやま文学館で、企画展「郷土の女性作家が描いた瀬戸内・備後」が開かれている。備後地方ゆかりの6人を取り上げ、作品に登場する風景や作家による故郷の描かれ方などを紹介している。3月8日まで。

 山代巴さん、今井絵美子さん、中山茅集子さん、藤井登美子さん、光原百合さん、湊かなえさんの6人。

自筆原稿や手紙、愛用品などに加え、福山城や尾道駅、うずみといった、作品に登場する場所や郷土料理などの描写を紹介。文章に対応する風景の写真もあり、計約180点を展示する。同館の小川由美学芸担当職員は「ジャンルも個性もさまざまな6人が描いた郷土を知り、地方を舞台にした文学の魅力を感じてほしい」と話す。

 午前9時半~午後5時。一般500円、高校生以下無料。月曜休館(休日の場合は開館し、翌日休館)。期間中、無料の講演会や朗読会もある。同館☎084(932)7010。(吉原健太郎)

(2020年1月10日朝刊掲載)

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