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広島県被団協 池田副理事長に感謝状

 広島県被団協(坪井直理事長)の結成当初から活動に携わる池田精子副理事長(87)=広島市安芸区=が30日、西区であった代表者会議に出席した。2017年に脳出血を患って入院するなどし、近年は会合への出席や被爆証言など公的な活動をしていなかった。

 同居の孫、佳世さん(44)の付き添いで出席。「県被団協の結成に携わり、運営の中心的な役割を担ってきた」との功績に対する特別感謝状を、箕牧智之理事長代行から受け取った。

 池田さんは「悲惨な思いを誰にもさせないため、当たり前のことをしてきただけ。平和はやって来るものではなく、自分たちで守るものだ」と力を込めた。

 佳世さんは、市の被爆体験伝承者を目指し研修を受けている。「平和を訴え続けた祖母の活動を引き継いでいきたい」と話していた。(明知隼二)

(2020年1月31日朝刊掲載)

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