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平和学に博士後期課程 広島市立大院 来春 きょう進学説明会

 広島市立大(安佐南区)は2021年4月、大学院平和学研究科に博士後期課程を設けると発表した。被爆地広島から世界平和の実現に貢献できる専門性を備えた人材の輩出を目指す。

 同大広島平和研究所と連携し、「核と歴史」「軍縮国際法」など15の研究科目を用意。平和政策を考案できる研究者や国際機関の職員、ジャーナリストの養成を想定する。修業期間は3年で、定員は4人。同年2月上旬に入試を行う。

 同大は19年4月、国公立大では初めて平和学研究科を開設した。2年間の修士課程に現在、1期生2人、2期生7人が通う。博士後期課程の開設に伴い、現在の修士課程は「博士前期課程」となる。

 同大は31日午後6時半~8時、平和学研究科の各課程のオンライン進学説明会も開く。要予約。広島平和研究所☎082(830)1811。(田中美千子)

(2020年7月31日朝刊掲載)

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