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ジュニアライター発信

[ジュニアライターがゆく]広島原爆の日 平和公園で71人に聞きました

<取材を終えて>

【高3相馬吏子】  私は平和のために毎日80秒、平和や戦争に関する記事を読んだり、テレビ番組を見たりしたいです。短い時間でも、知って考えることが大切だと思います。取材中は、話を正確に聞き取り、名前や写真の掲載許可を確認するなど、新聞記事として情報を広めることの責任を強く感じました。自分から声をかけることの難しさにも直面しました。これからも責任感を持って、取材活動に取り組みたいです。

【高3中野愛実】  早朝から公園内のごみを拾う人や紙芝居を朗読する人など、さまざまな方法で平和や原爆に思いを寄せている人がいました。平和を伝える方法は多様だと知りました。平和のために80秒でできることを質問すると、身近な人とのコミュニケーションを大切にするという答えが多かったです。少しずつでも対話を重ねることの大切さを感じました。私は世界の平和に関するニュースを1日に1本読みたいです。世界で起こっていることを知り、自分の意見を持つことが平和につながると思います。

【高3藤原花凛】  米国在住の被爆者や日本各地で平和活動に取り組む人たちに取材をし、これからも平和のために行動し続けたいという思いが強まりました。広島市長の「平和宣言」やこども代表の「平和への誓い」でも、若者が行動する必要性が強調されていましたが、社会をつくる中心となる大人にも「平和のために動こう」と呼びかける必要があると思います。毎日80秒でもニュースを見たりヒロシマについて学んだりすることは、平和への思いを国内外の人へ届けるための一歩になるはずです。意見が違う人とも粘り強く対話しながら、平和な世界に向かって相手の考え方や行動を変えていける存在になりたいです。

【高3森美涼】  取材では、被爆80年に被爆者から何を語り継ぎたいかも聞いてみました。県外や外国の人の中には、被爆体験を知らず、答えに詰まる人もいました。広島に住む私たちは学ぶ機会に恵まれていますが、他の地域では自らアクションを起こさないと得られない情報なのだと知りました。だからこそ、私は原爆を伝えるための英単語を1日1つ、80秒で覚えたいです。世界中に平和教育を広めるとともに、交流サイト(SNS)で簡単に原爆の知識を得ることができるよう工夫することも大切だと思います。

【高2尾関夏彩】  県外や海外、子どもから大人までさまざまな人を取材し、多様な視点と思いを知りました。取材をした人から逆に、平和についての考えを質問されることもあり、自分の考えを再確認する機会にもなりました。私は毎日80秒、世界の情勢や平和のためにできることなどを考えたいです。この習慣を続け、さまざまなことに関心を持ち、平和への意識を高めたいです。

【高2川口悠真】  他県から訪れた人にジュニアライターの活動やどんな思いで活動しているかを伝えると、涙を流していました。その方はこれまで積極的に平和に関する行動をしてこなかったそうですが「素晴らしい活動。平和を一緒に目指しましょう!」と言って手を握ってくれました。僕は「もちろんです!」と返しました。ジュニアライターの活動の意義を感じました。これからもたくさんの経験を積んで、平和を伝え続けたいです。

【高2竹岡伊代莉】  私にとって2度目の8・6取材でした。広島市から平和記念式典に招待され、広島を訪れていた米国在住の被爆者、更科洵爾(じゅんじ)さんと偶然出会いました。国立広島原爆死没者追悼平和祈念館(広島市中区)に登録された妻の遺影を孫たちと見に行く途中だったので、同行させていただきました。更科さんの体験と平和への思いを伝えようとするお孫さんたちと交流することで、ジュニアライターの役割を再度考える機会になりました。私は平和のために毎日80秒、これまで聞いてきた被爆者の方の体験を思い出し、戦争が起こらないためにはどうすれば良いかを考えたいです。被爆者の方が語ってくださった戦争の恐ろしさを忘れずに伝えていきます。

【高2戸田光海】  取材前、平和記念式典に参列しました。午前8時15分の瞬間、日本語が分からない外国人を含む人が黙とうし、セミの声しか聞こえなくなるほどの静けさに驚きました。あの場にいた多くの人々が皆、80年前に思いをはせ、平和を祈っていたと思うと感動しました。取材では外国から来た人にも話をたくさん聞くことができました。自分の意志を持って話していた姿が印象的でした。  私は平和のために毎日80秒、目を見て家族や友達と話すことを意識したいです。

【高2山下裕子】  小さな娘を抱いたお母さんが「娘に『大好きだよ』と伝える」と答えていたことが印象に残りました。思っていても日常生活でなかなか伝えられていないことに気づきました。私も毎日、身近な人に愛と感謝を伝えたいです。小さなことですが、世界中の人が身近な人を大切にできれば、戦争のない平和な世界が築けると思います。

【高1亀居翔成】  私が考える「平和のために毎日80秒でできること」は周りの人に親切に接することです。それぞれが身近な人に思いやりを持って接することで、社会全体が少しずつ幸せになっていくと思います。平和とは単に戦争がない状態を指すのではなく、人々が安心して暮らし、互いに助け合える社会だと考えます。そのためには小さな平和の積み重ねが大切です。国内外の人へのインタビューを通して、平和は遠い理想ではなく、私たちの毎日の小さな行動から生まれるものだと感じました。だからこそ今日からでもできることを大切にしたいです。

【高1北島和真】  暑い中、朝早くから多くの人が平和記念公園を訪れていました。午前8時15分に黙とうしながら、この先の世の中が明るくなることを願いました。取材ではさまざまな年齢や国籍の人から話を聞きました。「笑顔」や「祈る」という回答が多かったです。毎日が平和に過ごせることに感謝したいです。

【高1佐藤那帆】  私は、ポジティブな言葉を使ったかどうか毎日80秒で振り返りたいです。自分も相手も明るく前向きな気持ちにしたいです。外国人に取材する際、言語・文化・宗教・環境などさまざまな違いがある中でその壁を感じることなく、コミュニケーションを取り、核兵器や平和な世界の実現に向けて必要なことなどを話し合えました。世界平和へ一歩ずつ近づいているような気がしました。被爆者からお話を聞くことが重要だと話している人もいました。ジュニアライターとして体験を聞いて学び、受け継ぐことが自分だけでなく、後世にとって必要不可欠なものだと再認識しました。被爆80年の節目に世界平和や私たちの可能性を感じられました。

【高1松藤凜】  取材では被爆80年にちなみ、被爆者から語り継ぎたいことも聞きました。「戦争の悲惨さ」や「当時の体験」という意見が多かったです。被爆者の方は年々少なくなってきているので、体験を聞いて後世に受け継ぎ、二度と同じ過ちを繰り返さないようにしたいです。私は平和のために毎日80秒、素直に思いを伝えるよう意識したいです。楽しいときは楽しい、悲しいときは悲しいなどと素直な気持ちで周りに伝えることが平和への一歩になると思います。その一歩が世界中に広がったら、すてきだと思います。我慢をし過ぎず、肩の力を抜いて今を生きていきたいです。8・6を通して世界が平和になりますように。

【高1矢沢輝一】  被爆80年の今年は、例年よりたくさんの人が平和記念公園を訪れているように感じました。私たちの質問にベルギーから来た家族が「人と話し合う」と答えていたこと印象的でした。当たり前にできそうですが相手を理解しようと心がけることは、とても重要であると感じました。被爆当時を知る人は少なくなってきています。記憶が風化されないよう、自分事として聞いて、学び、自らも発信できるように努めていきたいです。毎日80秒間、世界のニュースを見て、国際情勢にも目を向けたいです。

【中3石井瑛美】  私が平和のために毎日80秒でできることは、平和について考えることです。平和に関するニュースを読んだり、平和について書かれた本を読んだりして意識を高めることで、平和な社会に近づけると思います。だから、私はジュニアライターとしてこれからももっと平和についての記事を出したいと思います。記事を読んだ人が少しでも平和について考えてくれたらいいなと思いました。

【中3小林真衣】  今年の8月6日は「語り継ぐこと」が重要視されたと思います。実際に広島市の松井一実市長の平和宣言や、小学生の「平和への誓い」で語り継ぐ大切さについて話された場面があり、今の若者へのメッセージだと思いました。また、今回ジュニアライターがインタビューした回答を見ても「私達が語り継ぎたい」や「対話が大切」という意見が多くあり、一人一人が自分に何ができるか考えさせられる一日だったと思います。そして、私が毎日80秒で平和のためにできることは、身近な人やその日会う人たちみんなに、きちんとあいさつをすることです。平和には人と人とのつながりが大切だと思います。なので、あいさつを意識して生活していきたいです。

【中2岡本龍之介】  8月6日の活動は、とても楽しかったです。特に、外国の人たちへの取材が心に残りました。普段は授業でしか話すことのない英語を日常で使えたからです。私は英語が大好きです。いつか海外へ行って、英語で取材をしてみたいと思いました。昨年は、海外から訪れた人に話しかけるのに少しためらいがありましたが、今年は平気で話せました。自信が付いたのだと思います。自分が平和のために80秒でできることは、毎日、新聞の1面を見て、記事の大きさや見出しから、今、日本や世界で何が起きているのかを知ることです。全てのページを毎日読むのは難しいけれど、これなら私にもできます。

【中2小林菫】  今回、平和記念公園を訪れたさまざまな人に取材して、一人一人の考えは違っても戦争や核兵器をなくしたいという思いは同じだと感じました。そして、被爆者の高齢化が進んでいることを、みんな強く認識していることが分かりました。原爆投下から80年がたった今、いろんな人の考えを聞いたり、当時に思いをはせたりする機会はとても大事だなと思いました。これからさらに貴重になってくるこのような活動を、一人一人が大切にしていかなければならないと思います。毎日80秒でできることは、何か一つ戦争や原爆について知ることです。知ることや関心を持つことがいろんなことの第一歩になると思うからです。自分の意識を変ええるだけでも、絶対に平和に役立ちます。

【中2相馬吏緒】  「平和のために80秒でできることは」と聞いても、すぐに答えられる人は少なかったです。平和に関心があっても、そのために行動することは簡単ではないと分かりました。いろいろな国の人がいた分、答えもさまざまあり、被爆者からつないでいく方法はたくさんあると気付きました。いろいろな方法で被爆者の思いをつなぎたいです。

【中2森本希承】  僕は、平和のために毎日80秒で世界の出来事を知りたいと考えます。ニュース番組を見る、新聞を読む、交流サイト(SNS)で世界の人々の発信を見るなど、やることはたくさんあります。世界のさまざまな立場の人の考えを知ることで、物事の見方は一面的ではないと分かります。複雑な世界の問題を解決する糸口が見つけられればいいと希望します。たくさん情報を得て、知識を身に付けることが、ひいては平和につながると思います。取材中、広島県外から平和記念公園を訪れた人にもたくさん出会いました。80年間、平和を願う活動を続けてきた人がいたから、多くの人が関心を持っているのだと思いました。海外から来た人も多く、僕ももっと話し合えるように英語力をつけたいと痛感しました。

【中1河原理央菜】  8月6日、平和記念公園を訪れた人たちから話を聞き、平和への願いが被爆者だけでなく、今の若い人たちにも確かに継がれているのだと実感しました。一人一人の言葉が、平和を築く礎になります。私自身も毎日80秒間黙とうし、犠牲となられた方々へ思いを寄せることで、日々の中に「平和を考える習慣」を根付かせたいと考えます。

【中1竹内香琳】  私は、初めて平和記念式典を見学しました。毎年小学校や自宅でテレビ越しに見ていましたが、実際に訪れてみると独特の緊張感がありました。この式典は、各国の代表者や市民、被爆者が広島で8月6日を共に過ごし、平和への思いを共有することに、とても大きな意味があるのだと感じました。取材では海外の人に取材する機会が多く、英語に苦戦しました。事前に必要な会話文は調べて行ったのですが、会話のスピードに追いつけずに聞き取れなかったり、とっさの質問に答えられなかったりしました。答えを紙に記入してもらい、後から翻訳してみると、どれも平和の大切さや原爆の恐ろしさを、私たちとは違う目線で表してくれていました。会話を通して意見交換できたら、もっと有意義な時間になったと思います。今年は被爆80年の節目の年で、平和記念公園まで足を運んだ人も多いと思います。来年は被爆81年。新しい時代に踏み出す時です。原爆投下から時間が経ち、遠い記憶となりつつある今、少しでも多くの人に、原爆と平和について興味を持って考えてもらえるよう、発信し続けたいと決意を新たにすることができました。  平和のために毎日80秒でできることは、平和な世界を想像する、自分を見つめ直す、感謝する(人だけでなく、物にも)、鶴を折ることを提案します。

【中1鶴田雛】  今回取材した中で「自分自身が原爆の実相について知らなければならない」と考えている人が多いように感じました。私も平和の実現のためには、平和活動や世界情勢に関心を持ち、自分に何ができるかを考え、行動することが大切だと思います。今年で被爆80年となり、被爆者の数も年々減っていっているため、当時の様子などについて直接聞く機会が少なくなっています。そのため、私たちジュニアライターが自分たちで調べたり、取材して聞いた話を多くの人に伝えたりしていきたいと思いました。私が平和のために80秒でできることは、日常の中に平和を見つけ、それを身近な人と共有することです。世界情勢が不安定な今、私たちが過ごしている幸せな日常が当たり前ではないということを実感し、日常の中の小さな幸せをみつけ、大事にしていきたいです。また、自分が感じた身近な平和を周りの人と伝え合うことで、平和の輪をつくっていけたらいいなと思いました。

【中1矢熊翔人】  被爆80年目の今、平和のためにまずは他人の気持ちを考えることが重要だと改めて感じました。取材の中で「人を許したい」という意見をもらいました。憎しむのは簡単だけれども、許すことはなかなかできないからだそうです。平和に向けて、人を許すことから実行したいです。僕が平和のために毎日80秒でしたいことは、日々の会話の中で、相手の良いところを1つだけ褒めることです。話す相手がポジティブな言葉を受け取ることで自信につながり、より良い人間関係を生み出すと思います。これは、平和を育むための重要な行動だと思います。

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