HPS国際ボランティア 原爆慰霊碑 献花促す
12年12月3日
NPO法人「HPS国際ボランティア」(広島市西区)は毎年1月1日、平和記念公園(中区)の原爆慰霊碑(いれいひ)前で、千人に献花(けんか)してもらう取り組みをしています。
原爆犠牲者(ぎせいしゃ)を慰霊しようと、被爆60年の2005年に始めました。家族連れや国内外からの観光客が訪(おとず)れ、用意した千本の花は午前中でなくなってしまいます。赤ちゃんの手に花を持たせて献花をするお母さんもいるそうです。
HPSは「Hiroshima Peace Station(ヒロシマ・ピース・ステーション)」の頭文字から取りました。広島を平和の発信地にしたいという思いを込(こ)めています。
10~70代の約40人が活動。平和記念公園の清掃(せいそう)や、原爆絵本「わたしのヒロシマ」の普及活動などもしています。
理事長の佐藤広枝さん(74)=西区=は、原爆で兄を亡(な)くし、7歳の時に入市(にゅうし)被爆しました。「戦争の愚(おろ)かさと、核の恐(おそ)ろしさを知ってほしい。命の大切さをかみしめ、相手を思いやる気持ちをみんなが持てば、争いのない世界がつくれる」と話していました。(高1・寺西紗綾)
(2012年12月3日朝刊掲載)
原爆犠牲者(ぎせいしゃ)を慰霊しようと、被爆60年の2005年に始めました。家族連れや国内外からの観光客が訪(おとず)れ、用意した千本の花は午前中でなくなってしまいます。赤ちゃんの手に花を持たせて献花をするお母さんもいるそうです。
HPSは「Hiroshima Peace Station(ヒロシマ・ピース・ステーション)」の頭文字から取りました。広島を平和の発信地にしたいという思いを込(こ)めています。
10~70代の約40人が活動。平和記念公園の清掃(せいそう)や、原爆絵本「わたしのヒロシマ」の普及活動などもしています。
理事長の佐藤広枝さん(74)=西区=は、原爆で兄を亡(な)くし、7歳の時に入市(にゅうし)被爆しました。「戦争の愚(おろ)かさと、核の恐(おそ)ろしさを知ってほしい。命の大切さをかみしめ、相手を思いやる気持ちをみんなが持てば、争いのない世界がつくれる」と話していました。(高1・寺西紗綾)
(2012年12月3日朝刊掲載)