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ジュニアライター発信

米の大学生がヒロシマ取材 ニュース執筆へ

 坂本さんは、被爆10年後に白血病で亡くなった佐々木禎子さんの同級生らが募金を呼び掛けて建立した「原爆の子の像」について書いた記事を紹介。禎子さんの友達への取材に触れ、「毎日お見舞いに行く約束が果たせなかったことを後悔している話が印象的だった」と話した。

 平和を実現するため「活動を通じて学んだことを周りの人に伝え、協力することが大切。争いが起きた時、武力ではなく、話し合いで解決しなければならない」と強調した。

 カネシロさんは、ジュニアライターの活動はインターネットで知った。「自分なりの意見を持っていて感心する。世界のリーダーにも同じような考えを持ってほしい」と感想を述べていた。

 同大の学生は、原爆や戦争の歴史について詳しく学び、国際的な記事を書くため、9日から約1週間、日本に滞在。被爆者や東日本大震災の被災者を取材した。帰国後、それぞれがニュースを書く。(増田咲子)

(2013年3月18日朝刊掲載)

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