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ジュニアライター発信

福島の葵高生5曲合唱 広島で30日「ピースマイルフェスタ」

 30日に中国新聞ビル(広島市中区)で開かれる「中高生ピースマイルフェスタ」(中国新聞社主催)の音楽ステージに、福島県から出演する葵高(会津若松市)合唱部の歌う曲が決まった。1、2年生30人が復興に向けた思いを歌声に乗せ、岩手県出身の宮沢賢治が作詩した「ポラーノの広場」や、「瑠璃色の地球」「春よ、来い」など5曲を披露する。

 「ポラーノの広場」は、「力を合わせて復興しよう」という福島の思いを「はえある世界をともにつくらん」などの歌詞とともに届けようと選んだ。

 同部は全国大会で多くの賞に輝いた実績を誇る。1月には、NHKのテレビ番組「鶴瓶の家族に乾杯」に出演。その時、練習風景が放送された「瑠璃色の地球」と「恋のフーガ」に加え、「ここから始まる」を今回のフェスタで歌う。

 ピアニスト鈴木あずささん(東京)が被爆ピアノで伴奏する。顧問の瓶子(へいし)美穂子教諭(44)は「未来を担う子どもたちの復興に向けた思いを発信したい」と話している。(増田咲子)

(2013年3月11日朝刊掲載)

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