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ジュニアライター発信

広島インターナショナルスクール千羽鶴クラブ 英語で記念公園ガイド

 広島インターナショナルスクール(広島市安佐北区)の千羽鶴クラブは、英語で平和記念公園(中区)のガイドをしています。

 クラブは1985年に発足しました。現在は、小学6年から高校2年までの4人が活動しています。世界各地の学校などから送られてきた折り鶴を、平和記念公園内の原爆の子の像に届(とど)ける活動を中心にしてきました。

 昨年秋からは、平和記念公園にある慰霊碑(いれいひ)について学習を始めました。折り鶴をささげる活動に加えて、もっと自発的な活動がしたいとメンバーが思ったからです。

 広島の原爆について、校内の生徒たちに知ってもらおうと、慰霊碑の説明をポスターにして学校に掲示(けいじ)しました。

 また、学校同士で交流している米国の高校生やケニアの若者(わかもの)たちが広島を訪(おとず)れた時は、平和記念公園をガイドしました。高2の野村慶太君(18)は「案内した米国の合唱団の若者が、原爆の子の像の前で歌を歌いながら涙(なみだ)を流しているのを見て、心から平和について知ろうとしているのが分かり、うれしかった」と喜んでいました。

 部長で高2の倉西達也君(17)は「原爆について少しでも多くの人に伝えていきたい。これからも10代の横の連携(れんけい)を強め、活動の幅(はば)を広げていきたい」と力強く話していました。(高2・石井大智、高1・了戒友梨)

(2013年9月30日朝刊掲載)

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