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ジュニアライター発信

ジュニアライターの新聞記事 平和学習教材に活用 香川の津田中3年生

 香川県さぬき市の津田中の3年生55人が、中国新聞ジュニアライターの書いた新聞記事を使って平和学習をし、自分たちに何ができるかを考えた。

 3年生は4月に3泊4日の修学旅行で広島、長崎を訪問。原爆資料館を見学したり、被爆者の体験談を聞いたりした。10月19日の文化祭で、地域の人や保護者に平和学習について発表するのを前に、同世代が平和のために活動している実例としてジュニアライターの活動を学んだ。

 生徒は4、5人ずつに分かれて、ジュニアライターと米国の大学生との意見交換や中学・高校生の平和活動、銃や軍用船を平和利用している例を集めた特集記事を読んだ。その後、ジュニアライターが記事のテーマを考えて取材し、紙面に掲載されるまでの流れを紹介したDVDを見た。

 このほか、長崎で被爆クスノキを守る活動や、被爆証言を聞き取りしてインターネット上の立体地図に入れる「ヒロシマ・アーカイブ」についても学んだ。

 国本弥波さん(15)は「戦争や原爆について未来に伝える活動に多くの人が参加していて驚いた。こんな大きなことは無理でも、自分も学校内や地域での活動に積極的に参加したい」と感想を寄せていた。(二井理江)

(2014年10月6日朝刊掲載)

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