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ジュニアライター発信

ヒロシマが取った賞 実感 「少年の主張」最優秀 藤井さん 知事・市長を訪問

 「第37回少年の主張全国大会」で最優秀の内閣総理大臣賞に選ばれた、中国新聞ジュニアライターで広島市立国泰寺中2年の藤井志穂さん(14)が、広島県の湯崎英彦知事と広島市の松井一実市長に受賞を報告した。

 少年の主張で、藤井さんは「語る思いと聞く思い」と題して発表した。平和をテーマに活動・取材しているジュニアライターとして、被爆者に話を聞く中での心の葛藤を5分間で表現。全国から応募があった約55万人の頂点に立った。

 広島県の代表が最優秀になるのは初めて。藤井さんは、三浦義之校長、発表の指導を受けた放送部顧問の奥田文豪(ぶんご)教諭と一緒に県庁を訪れた。湯崎知事に「被爆者の方やジュニアライターで関わった人たちのおかげ。ヒロシマが取った賞なんだなあ、って思いました」と報告した。

 湯崎知事からは「根っこにある中身が大事。思いを受け止めて、それについての思いを持てたんでしょう。おめでとう。良かったね」と祝福され、照れ笑いを浮かべていた。

 市役所にも三浦校長、奥田教諭と訪問。松井市長からは「自分の体験を言葉に託して伝えていて素晴らしい。これからもっともっと資質を伸ばしてください」と激励を受けた。(二井理江)

(2015年12月15日朝刊掲載)

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