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ジュニアライター発信

ジュニアライター 世界の若者 交流のヒロシマ 戦争の非人道性 再認識 

各国の学生 平和記念公園巡る

 国内外の大学生が運営する国際交流プログラム「グローバル・ネクストリーダーズフォーラム(GNLF)」のメンバーが広島市を訪れ、中国新聞ジュニアライターの高校生10人と中区の平和記念公園や周辺を巡った。(金崎由美)

 GNLFは、国際社会の課題をともに学ぶ若者のネットワークを築く目的で2011年に発足。毎年プログラムを開催しており、被爆70年の今年は、戦争の非人道性への認識を深めようと被爆地広島に集った。日本から東京大や国際基督教大、海外からはエジプト、メキシコ、スイスなど9カ国の学生、合わせて約40人が参加した。

 原爆がさく裂した真下にある島病院(現・島外科内科)前や、約7万人分の遺骨が眠る原爆供養塔などを2時間で巡った。ジュニアライターは、あらかじめ用意した英語の台本を手に案内。「緑あふれる平和記念公園も、にぎやかな地区だったと知ってほしい」と伝えた。原爆資料館も一緒に見学した。

 GNLFの学生たちは、折り鶴をボードに貼り付けたモザイクアートを共同製作して持ち込み、「原爆の子の像」にささげた。

 オーストラリア・クイーンズランド大3年のメイ・ジュンバクディーさん(20)は「人間が人間に対して、こんなことができるものなのか。外交官になる夢をかなえてヒロシマでの体験を基に平和に貢献したい」。ジュニアライターの高校1年山本菜々穂さん(16)は「何度も訪れている平和記念公園でも、ガイドするとなれば難しい。ヒロシマをより深く知り、英語でもっと発信できるよう学びたい」と話していた。

(2015年9月21日朝刊掲載)

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