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ジュニアライター発信

戦争の記憶 継承探る ジュニアライター 東京の高校生と交流

 平和学習などのため広島市を訪れた東京都小平市の創価高生10人が、中国新聞ジュニアライターの高校生5人と交流した。中区の中国新聞ビルで、平和教育や、戦争の記憶の継承について語り合った。

 グループごとの対話で、創価高生は「広島の平和教育の現状は」「被爆者取材はどう進めているの」と質問。「多くの学校で8月6日に登校し、慰霊の集いをする」「被爆体験をじかに聞くのは貴重な経験。聞きづらいことも失礼にならないように尋ね、事実を確かめている」とジュニアライターが答えると、真剣な表情でメモを取っていた。

 ジュニアライターは同校の平和学習の計画などについて聞いた。

 交流会後、創価高2年南つぐみさん(17)は「体験継承など平和のために活動している同世代と会えてうれしかった。互いに高め合いたい」。ジュニアライターの広島女学院高1年坪木茉里佳(まりか)さん(15)は「みんな広島への関心が高く、質問も積極的。私たちも頑張っていきたい」と話していた。

 創価高は本年度、「戦争を知らない世代として、戦後70年をどのように捉えるか」とのテーマを設定。国内外の同世代との意見交換などを重ねている。(谷口裕之)

(2015年9月15日朝刊掲載)

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