『ジュニアライター発』 原爆の痛み世界へ発信 平和創作劇「I PRAY」上演 広島市中区
15年8月20日
平和への願いをテーマにしたミュージカル「I PRAY」が、広島市中区のアステールプラザで上演されました。私はキャストの一人として出演しました。
平和な町広島に原爆が投下され、多くの命が奪(うば)われながら、廃虚(はいきょ)と化した街から人々が立ち上がっていく―。3歳(さい)から小中高大生や大人まで45人が、戦争は絶対にしてはならない、平和な世界を守り続けるのだという思いを歌とダンスで表現しました。
「私は祈る」という意味の「I PRAY」は、指導者の木原世宥子(ようこ)さんが、子どもたちの笑顔で平和な世界をつくりたいと、1996年に作った平和創作劇です。今年で20年を迎(むか)えました。技術を厳しく教えるだけでなく、礼儀(れいぎ)などを通じて心を育てることを大事にして指導しています。
私たちは、原爆の深い悲しみや苦しみ、戦争は二度と繰(く)り返(かえ)してはいけないことを学びました。公演中、私は、被爆者がどんなに苦しかったか、一人で死んでどれだけ寂(さび)しかったか、亡くなった人の思いを考えるようになりました。
市の被爆70周年記念事業に選ばれた「I PRAY」は、やがて原爆の痛みや戦争の残酷(ざんこく)さを世界へ伝えていくミュージカルになると思います。(高1坪木茉里佳)
(2015年8月18日朝刊掲載)
平和な町広島に原爆が投下され、多くの命が奪(うば)われながら、廃虚(はいきょ)と化した街から人々が立ち上がっていく―。3歳(さい)から小中高大生や大人まで45人が、戦争は絶対にしてはならない、平和な世界を守り続けるのだという思いを歌とダンスで表現しました。
「私は祈る」という意味の「I PRAY」は、指導者の木原世宥子(ようこ)さんが、子どもたちの笑顔で平和な世界をつくりたいと、1996年に作った平和創作劇です。今年で20年を迎(むか)えました。技術を厳しく教えるだけでなく、礼儀(れいぎ)などを通じて心を育てることを大事にして指導しています。
私たちは、原爆の深い悲しみや苦しみ、戦争は二度と繰(く)り返(かえ)してはいけないことを学びました。公演中、私は、被爆者がどんなに苦しかったか、一人で死んでどれだけ寂(さび)しかったか、亡くなった人の思いを考えるようになりました。
市の被爆70周年記念事業に選ばれた「I PRAY」は、やがて原爆の痛みや戦争の残酷(ざんこく)さを世界へ伝えていくミュージカルになると思います。(高1坪木茉里佳)
(2015年8月18日朝刊掲載)