『ジュニアライター発』 ヒロシマ・アーカイブの活用探る 被爆証言の継承に有効
15年7月14日
被爆証言を立体の地図の上で紹介するウェブサイト「ヒロシマ・アーカイブ」を広く活用するためのワークショップが、広島女学院中高(広島市中区)で2日間、開かれました。同校の生徒や首都大学東京の大学院生、ジュニアライターら40人が参加しました。
テーマは「歩いて使う」ためのさまざまな方法を考えること。アーカイブを考案した首都大学東京の渡邉英徳准教授(40)の指導で1日目はインターネット上の立体地図に被爆者の写真や証言を登録。四つのグループに分かれてアイデアを出し合い、平和記念公園(中区)などを巡るシナリオを作りました。2日目は同公園と周辺で、シナリオに従ってフィールドワークを行い、その結果を基に具体的な活用法を発表しました。
70年前、広島一の繁華街だった地区が今は平和記念公園になっていて、何もかも破壊され焼かれたことや、その恐ろしさ、被爆者の無念を実感できました。
このアーカイブは、僕たち自身が広島を訪れる修学旅行生たちに原爆の悲惨さを理解してもらう上で、とても有効だと思いました。今後、ジュニアライターの活動にも生かしていきたいです。(高2岩田壮、写真・中3上岡弘実)
(2015年7月14日朝刊掲載)
テーマは「歩いて使う」ためのさまざまな方法を考えること。アーカイブを考案した首都大学東京の渡邉英徳准教授(40)の指導で1日目はインターネット上の立体地図に被爆者の写真や証言を登録。四つのグループに分かれてアイデアを出し合い、平和記念公園(中区)などを巡るシナリオを作りました。2日目は同公園と周辺で、シナリオに従ってフィールドワークを行い、その結果を基に具体的な活用法を発表しました。
70年前、広島一の繁華街だった地区が今は平和記念公園になっていて、何もかも破壊され焼かれたことや、その恐ろしさ、被爆者の無念を実感できました。
このアーカイブは、僕たち自身が広島を訪れる修学旅行生たちに原爆の悲惨さを理解してもらう上で、とても有効だと思いました。今後、ジュニアライターの活動にも生かしていきたいです。(高2岩田壮、写真・中3上岡弘実)
(2015年7月14日朝刊掲載)