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ジュニアライター発信

『ジュニアライター発』 子ども平和会議 事前学習会 かつての軍都広島 認識

 8月5日に広島市中区で開かれる「子ども平和会議」(広島県生活協同組合連合会主催)に向けた事前学習会が始まりました。広島では、7月下旬(げじゅん)まで計5回あります。初回は、生協ひろしま碑(ひ)めぐりガイドの会代表の平岡満子さん(73)の案内で、広島城(中区)周辺の碑を巡りました。

 広島市ではかつて、大本営が一時的に置かれ、帝国議会も開かれました。広島城周辺には軍用地が広がり、一般(いっぱん)の人は気軽に立ち入れなかったそうです。いかに広島が軍都として重要だったかをあらためて認識し、原爆投下地に広島が選ばれた理由の理解にもつながりました。

 子ども平和会議は、初めて開催(かいさい)されます。全国から、各地域で戦争に関する事前学習会をした約40人の小中高校生が集まります。いくつかのグループに分かれ、事前学習会の内容や抱(いだ)いた思いなどを発表。それを基に話し合って、全体でのアピール文をまとめます。アピール文は、同日午後、広島グリーンアリーナ(中区)で開かれる「虹(にじ)のひろば」(広島県生協連など主催)で発表します。

 僕は、広島だけではなく、全国の戦争被害などを学べるのが楽しみです。(高2谷口信乃)

(2015年6月8日朝刊掲載)

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