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ジュニアライター発信

平和の思い 返礼の風景画 欧州訪問の参加者 広島市長に手渡す スタディーツアー報告会「ヒロシマとホロコースト」

 スタディーツアーの参加者はポーランド訪問中、アウシュビッツ強制収容所跡のあるオシフィエンチム市を訪れた。同市のヤヌシュ・フビエルト市長に、平和首長会議会長の松井一実・広島市長からの平和メッセージを渡した。返礼に風景画を預かり、帰国後、松井市長に届けた。

 絵は、橋のたもとに立つオシフィエンチムの城を黒いタッチで描写した作品。ポーランドで著名な画家パベゥ・バルフォトゥさんが描いた。7人が市役所を訪れ、代表してジュニアライターの高校3年河野新大(あらた)さん(17)が松井市長に手渡した。松井市長は「同じ人類でも人はさまざまな価値観を持っている。いろんな国で人と対話し、自分を相手に伝える努力をして平和を築いてほしい」と激励した。

 参加者は、アンネ・フランク・ハウスのあるアムステルダム市にも、平和首長会議の会長である松井市長のメッセージを届けた。(山本祐司)

(2015年5月18日朝刊掲載)

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