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ジュニアライター発信

『ジュニアライター発』 甲南女子中と交流 体験継承へ 意見出し合う

 中国新聞ジュニアライター8人は、平和学習で広島市を訪れた甲南女子中(神戸市)2年生19人と交流しました。「平和のため私たちにできること」をテーマに意見交換(こうかん)しました。

 中国新聞社であった交流会では、まずジュニアライターが活動を紹介。「ピース・シーズ」で被爆後に救援(きゅうえん)活動をした特攻部隊を取材したことや、連載(れんさい)「記憶を受け継ぐ」で被爆者の証言を聞くことなどを説明しました。

 その後、4グループに分かれて質問を受けました。「記事で一番伝えたいことは」「原稿(げんこう)を書く難しさは」と真剣(しんけん)に聞かれ、関心を持ってくれたのだとうれしく思いました。意見交換では「阪神大震災は学ぶが、平和学習は広島ほど進んでいない」と発言する生徒もいました。

 グループごとに意見を発表し、勉強して世界の人と平和を共有する▽原爆の話を周りに伝える▽戦争を人ごとと思わない▽平和のため寄付をする―とアイデアを出し合いました。鎌田有衣さん(14)は「同世代がこんなに考えて行動していると知り心が動かされた」と話していました。私も戦争の体験を、次世代に伝えていく気持ちを新たにしました。(高1平田佳子)

(2017年11月14日朝刊掲載)

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