×

ジュニアライター発信

『ジュニアライター発』 英文で平和メッセージ 海外の人と思いは一緒

 広島市の中学3年生が、自分で考えた英文の平和メッセージを読み上げる市教委の「伝えるHIROSHIMAプロジェクト」に参加しました。海外の人々も理解してくれ、平和を求める思いは一緒(いっしょ)だと実感できました。

 事前に市の「被爆体験伝承者」の話を聞いたり、広島を訪れた外国人観光客にインタビューしたりしてメッセージを練ります。私は漫画(まんが)家の故中沢啓治さんが作詞した歌「広島 愛の川」を参考にしました。自分と他人の違(ちが)いを理解し、受け入れることが優しさにつながるという内容です。

 8月5日は広島を訪れたアフリカ・マラウイの駐日(ちゅうにち)大使たちに、翌6日は平和記念公園(中区)で米国、ドイツ、フランス、ロシアなどから来た人に英語でスピーチ。「互(たが)いに優しさを持つ大切さが伝わった」「平和な世界をつくる人になって」など、うれしいコメントをもらいました。

 他の中学生が平和をどう考えているか知る機会にもなりました。不安だった英語も案外、理解してもらえ自信につながりました。今後も発信し続けたいと思います。(中3目黒美貴)

(2017年9月25日朝刊掲載)

年別アーカイブ