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ジュニアライター発信

『ジュニアライター発』 インドネシア大学生と交流 折り鶴が紡ぐ平和の願い

 中国新聞ジュニアライターの3人は、平和学習のため広島を訪(おとず)れたインドネシア西部にある国立パジャジャラン大日本語学科の学生3人と交流しました。

 最初にジュニアライターが、原爆や平和をテーマにした月1回の連載(れんさい)「ジュニアライターがゆく」や、被爆者の証言を取材する活動について、日本語と英語で説明しました。学生は、活動を始めたきっかけなどについて質問し、私たちの取り組みに関心を示していました。

 被爆後に白血病から回復を願って鶴を折った佐々木禎子さんについても紹介し、鶴の折り方を教えました。学生たちは完成した折り鶴を手に「大切にします」と喜んでいました。

 学生たちは、原爆資料館を見学するなどして広島に4日間滞在しました。被爆者の証言を初めて聞いたムハマド・アズカ・アズキアさん(20)は「罪のない多くの子どもが犠牲(ぎせい)になったことを知って涙(なみだ)が出た」と話していました。9月に大学で平和イベントを開き、広島で学んだことを発表するそうです。

 積極的に原爆被害について知ろうとしている姿が印象的でした。私も同世代に平和の大切さを伝えていきます。(高1柚木優里奈)

(2019年8月26日朝刊掲載)

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