×

ジュニアライター発信

『ジュニアライター発』 市民平和文化イベント クイズや劇で思い共有

 11月3日に広島国際会議場(広島市中区)で「市民平和文化イベント~つなぐ平和への思い、未来へ~」が開かれました。ジュニアライターはステージ発表で活動紹介をしたり、自分たちで考えた原爆ドームのクイズを出したりしました。

 「ドームはどんな目的で建てられたか」「ドームの保存工事は何回行われているか」など8問です。答えは「広島県の物産品の陳列や販売」「5回」です。

 質問と答えをスクリーンに映しました。見やすいレイアウトを考えて、私たちがイラストを描いたスライドです。今年は原爆ドームの世界遺産登録から25年。来場者に関心を深めてもらいました。ほかに千田パンフルート合唱隊など3団体がステージ発表し、大きな拍手を受けました。

 平和への思いを共有する文化が市民の間に根付いてほしい、と広島市が11月を「平和文化月間」と定めたことから、イベントが開かれました。月間のシンボルカラーは黄緑です。広島平和文化センター平和市民連帯課の谷村秀樹課長によると、以前にジュニアライターが「平和って何色?」と平和記念公園内でアンケートをして書いた記事を参考に決めたそうです。

 イベントに参加して、劇や音楽など多様な平和の伝え方があると知りました。文化を通じた交流が世代を超えて共感を呼ぶのだと実感することができました。(高1三木あおい)

(2021年11月22日朝刊掲載)

動画はこちら

年別アーカイブ