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ジュニアライター発信

『ジュニアライター発』 高校生の国際会議「HIP HOPE」

多様な視点で課題共有

 高校生による国際会議「HIP HOPE Conference」が7月28日、オンラインで開かれました。国泰寺高(広島市中区)など広島県内6校の生徒が中心で、生徒3人が英語で平和に関する研究発表をしました。世界各地の高校生が視聴しました。

 三津田高(呉市)の坂原史明さんは、2018年の西日本豪雨(ごうう)について話しました。「自然災害は大切な人の命や平和を壊してしまう」とし「ハザードマップを見るなど対策を」と強調しました。坂原さんの発表から、「平和」をいろんな角度から考える大切さを学びました。

 同校の山田凌太郎(りょうたろう)さんは、性的少数者(LGBTQなど)について話しました。「トランスジェンダーの人の間に自殺未遂(みすい)が多い傾向(けいこう)にある」とし、「差別と不平等をなくすことが平和への一歩につながる」と発表していました。

 県立広島高(東広島市)の坂本真侑さんは、平和教育をテーマに話しました。世界平和のためには「各国の人が身近な課題を解決していくことが大切」と伝えました。私たちも、まずは広島など地域の問題を考えることからです。

 同世代の生徒の活動を取材して、刺激(しげき)を受けました。私たちもジュニアライターとして、記事を通して平和を発信していきたいです。(高2四反田悠花、高1三木あおい)

(2021年8月17日朝刊掲載)

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