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ジュニアライター発信

『ジュニアライター発』 ノルウェー大使を訪問 核兵器廃絶 伝える大切さ

 私は核兵器廃絶の署名活動をしている「高校生平和大使」の一人です。3月末、全国から東京に集まった約30人で国会や外務省などを訪れ、ロシア軍のウクライナ侵攻に反対する計4478筆の署名を提出。政府に外交努力を求めました。私を含めた4人はノルウェー大使館も訪問しました。

 ニーハマル大使と面会し、核兵器禁止条約の発効1年を記念して高校生平和大使たちが作ったDVDを手渡しました。続いて、6月にオーストリアで開かれる条約の第1回締約国会議にノルウェーがオブザーバー参加を表明したことについて「賛成します」と意見を伝えました。ニーハマル大使は「若い人が核兵器の問題に対する考えを、政治家や大人に伝えていくことが大切」と話しました。

 今回の東京での活動で、高校生としての思いを自分の言葉で直接伝えることの大切さを学びました。初めて政治家と意見を交わして、今まで以上に政治を身近に感じました。核兵器を巡る問題や世界情勢にさらに関心を持ち、活動を続けます。(高3岡島由奈)

(2022年4月12日朝刊掲載)

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