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ジュニアライター発信

『ジュニアライター発』 ナガサキ・ユース代表団と交流 「原爆知ってもらうには」語る

 核兵器廃絶を目指し、長崎を拠点に国内外へ発信している「ナガサキ・ユース代表団」10期生の7人が研修旅行で広島市を訪れました。中国新聞ジュニアライター19人と、中区の中国新聞社で交流しました。

 7人は、長崎大と同大大学院の学生です。お互いの活動を紹介した後、3グループに分かれ、被爆体験の継承について意見を交わしました。私が参加したグループでは、原爆に対する関心が薄い地域で被爆の実情を「まず知ってもらうためにはどうすればいいのか」が主なテーマでした。

 ベルギーに留学していた長崎大2年の小松原優光さん(20)と、韓国で暮らした経験のある同2年宮崎優依さん(19)は、海外では原爆のことがあまりにも知られておらず「とても驚いた」と話していました。

 ジュニアライターからは「原爆は怖い、とだけ感じてしまうような平和学習を変えていくべきではないか」「過去だけでなく、現在の問題にフォーカスを当てて、自分の問題だと感じてもらう」といったアイデアが出されました。

 大学生と交流し、高校を卒業した後も、核兵器廃絶のために学び、行動できることが分かりました。将来の夢がまた一つ広がりました。(高1中真菜美)

(2022年5月2日朝刊掲載)

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