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ジュニアライター発信

『ジュニアライター発』 ナガサキ・ユース代表団と交流 若者への伝え方巡り意見交換

 核兵器廃絶(かくへいきはいぜつ)を目指して長崎で活動している「ナガサキ・ユース代表団」11期生の大学生たち5人が中国新聞社を訪(おとず)れ、ジュニアライター13人と戦争や平和に関して意見交換をしました。

 ナガサキ・ユースは長崎県と長崎市、長崎大で構成する核兵器廃絶長崎連絡協議会の派遣団(はけんだん)です。11期生は計7人で、昨年12月から活動を始めました。1年間、世界の核事情(かくじじょう)を学んだり小中高での出前授業に取り組んだりします。今回のように広島を訪れて原爆資料館を見学するなど、学びを深めているそうです。

 戦争や平和について関心の低い同世代にどう伝えるべきか、意見を述(の)べ合いました。「アニメや絵画、ソーシャルメディアを通じ身近に感じてもらう」という案が出されました。原爆と戦争の残虐(ざんぎゃく)さをありのまま伝えるべきか、ショックを受ける人には少しずつ知ってもらうべきかについても異(こと)なる意見がありました。

 「大切な人の話なら関心を持つはず。対話から始めたい」という意見に共感しました。広島と長崎から、若い私たちが発信し続けることが大切だと思います。(ジュニアライター卒業生、大学1年佐田よつ葉)

(2023年4月18日朝刊掲載)

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