ジュニアライター発信

　８月１５日から４日間、広島国際会議場（広島市中区）などで開かれた「ひろしまジュニア国際フォーラム」に参加しました。県内外の高校生と２４カ国の留学生計８５人が「国際平和」をテーマに英語で議論（ぎろん）しました。

　原爆資料館（同）を見学して被爆者の体験に耳を傾（かたむ）け、核兵器廃絶（かくへいきはいぜつ）と平和構築（へいわこうちく）についての講義（こうぎ）も受けました。グループで議論を重ね、最終日には「広島宣言」を発表。交流サイト（ＳＮＳ）を活用して「多様な言語で被爆者の体験を共有する」「あらゆるレベルで政治に積極的（せっきょくてき）に関与する」などの約束を盛（も）り込（こ）みました。

　津市から参加したセントヨゼフ女子学園高２年脇田美雨さん（１７）は「核廃絶の目標を持つ仲間を世界中から集めたい」と話していました。

　フォーラムを通じ、世界各地の仲間と親しくなれました。これからも核の恐（おそ）ろしさを伝えられるようしっかり英語を勉強し、平和について学んだことをＳＮＳなどで友人たちに発信したいと思います。（高１藤原花凛）

（２０２３年９月４日朝刊掲載）