『ジュニアライター発』 母国ルワンダに学校建設 マリールイズさん 教育には希望をつなぐ力
25年7月15日
1994年のルワンダ大虐殺から逃れ、NPO法人「ルワンダの教育を考える会」(福島市)の理事長を務める永遠瑠(とわり)マリールイズさん(59)の講演が広島市中区の広島女学院中・高でありました。戦禍を生き抜き、母国に学校を建てた経験を話しました。
洋裁の研修生として福島県で学び、帰国した2カ月後に内戦が勃発。3人の子どもを連れ、約50キロ先の難民キャンプへ歩いて避難しました。キャンプで子どもが赤痢にかかった際、日本人医師に病状を伝えると薬が処方されました。「日本語を学んでいたから命がつながった」と実感したそうです。
教育に救われた経験から2000年、首都キガリに学校を設立しました。「教育は未来を切り開いてくれる扉。子どもが安心して眠り、夢を持てる世界をつくりたい」と強調していました。
苦しくつらい経験を乗り越え、子どもたちに夢を与えている姿に強さと優しさを感じました。教育には希望をつなぐ力があると学びました。(中1河原理央菜)
(2025年7月15日朝刊掲載)
洋裁の研修生として福島県で学び、帰国した2カ月後に内戦が勃発。3人の子どもを連れ、約50キロ先の難民キャンプへ歩いて避難しました。キャンプで子どもが赤痢にかかった際、日本人医師に病状を伝えると薬が処方されました。「日本語を学んでいたから命がつながった」と実感したそうです。
教育に救われた経験から2000年、首都キガリに学校を設立しました。「教育は未来を切り開いてくれる扉。子どもが安心して眠り、夢を持てる世界をつくりたい」と強調していました。
苦しくつらい経験を乗り越え、子どもたちに夢を与えている姿に強さと優しさを感じました。教育には希望をつなぐ力があると学びました。(中1河原理央菜)
(2025年7月15日朝刊掲載)