[核なき世界への鍵] 廃絶願うメッセージ動画 ICAN授賞式翌日に上映
17年11月28日
非政府組織(NGO)核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN(アイキャン))のノーベル平和賞受賞で、メッセージ動画の撮影が27日、広島市中区の原爆ドーム前であった。市民や被爆者たち約80人が参加し、廃絶への思いを発信。授賞式翌日の来月11日、ノルウェー・オスロでの記念コンサートで上映される。
ICANに加盟するNGO「ピースボート」(東京)が呼び掛けた。核兵器禁止条約の推進を訴える横断幕や、ICANのロゴマークを掲げ、英語で「核兵器をなくそう。広島はICANとともに」と声を上げた。
動画は、コンサートを主催するノーベル賞委員会がICANを通じ、世界各地の関係団体に各1分の動画提供を要請している。ピースボートの共同代表でICANの川崎哲(あきら)・国際運営委員は「出席できない被爆者も含め、全世界の核兵器廃絶への思いをオスロから発信したい」と話す。
撮影に参加した被爆者の岡田恵美子さん(80)=東区=は「核兵器廃絶の実現のため『これがスタートだ』という思いを動画に込めた」と話していた。(城戸良彰)
(2017年11月28日朝刊掲載)
ICANに加盟するNGO「ピースボート」(東京)が呼び掛けた。核兵器禁止条約の推進を訴える横断幕や、ICANのロゴマークを掲げ、英語で「核兵器をなくそう。広島はICANとともに」と声を上げた。
動画は、コンサートを主催するノーベル賞委員会がICANを通じ、世界各地の関係団体に各1分の動画提供を要請している。ピースボートの共同代表でICANの川崎哲(あきら)・国際運営委員は「出席できない被爆者も含め、全世界の核兵器廃絶への思いをオスロから発信したい」と話す。
撮影に参加した被爆者の岡田恵美子さん(80)=東区=は「核兵器廃絶の実現のため『これがスタートだ』という思いを動画に込めた」と話していた。(城戸良彰)
(2017年11月28日朝刊掲載)