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愛宕山座り込みが100回 米軍住宅化反対 住民団体 継続誓う

 山口県岩国市の愛宕山地域開発事業跡地の米軍住宅化に反対する住民団体「愛宕山を守る会」の座り込みが11日、100回を迎えた。これまでに延べ5千人以上が参加。既に跡地は国が取得しているが「反対の声を上げ続けることが一番大事」と闘いの継続を誓った。

 跡地を望む同市牛野谷町の広場に市内外から50人が集まった。元愛媛大教授の本田博利さん(65)が、当初の住宅開発事業を中止して国に売却した経緯に法的根拠がないなどと指摘し「おかしいことにはおかしいと声を上げよう」と話した。

 跡地は現在、艦載機移転に伴う米軍家族住宅の建設に向けて準備が進む。岡村寛世話人代表(69)は「米軍住宅を造らせない、艦載機移転を許さないという当初からの目的を訴え続けよう」と訴え、全員のシュプレヒコールで締めくくった。

 座り込みは2010年8月21日に始め、毎月3回実施。今年4月からは月2回となり、この日までに延べ5122人が参加した。(堀晋也)

(2013年6月12日朝刊掲載)

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