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衆院広島3区で野党連携に期待 国民・玉木代表

 国民民主党の玉木雄一郎代表は6日、広島市中区で中国新聞のインタビューに応じ、党広島県連で候補者の擁立協議を本格化させている衆院広島3区について「野党間の連携がしっかりできるのを期待する」と述べた。

 同選挙区は立憲民主党が新人の擁立を決めたが、玉木代表は「野党間で十分に調整せずに出し、非常に残念だ」と不快感を表明。国民の県連判断を尊重したい意向を示した。その上で、野党間連携の重要性を指摘。立民との政党合流が実現した場合も「党内の問題として、野党、支援団体が一致して推せる候補としてベストは誰なのか考える」とけん制した。

 この日は、中区であった市の平和記念式典に参列した。「黒い雨」に国の援護対象区域外で遭い、健康被害を訴える県内の原告に被爆者健康手帳を交付するよう市と県に命じた広島地裁判決に関し、国は控訴を見送るべきだと主張。「高齢化している現実に目を向け、一人一人に寄り添う必要がある」と述べ、控訴するかどうか明言しなかった安倍晋三首相を批判した。

(2020年8月7日朝刊掲載)

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