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チェルノブイリ学ぶ決意 舟入高生 ベラルーシ大使と交流

 ベラルーシのルスラン・イエシン駐日大使が6日、広島市中区の舟入高を訪れ、生徒と交流した。同校の2、3年生5人が昨年7月、同国との友好派遣団に加わって現地を訪ねたのが縁で、平和への思いを語り合った。

 5人を含む生徒15人がイエシン大使を迎えた。ベラルーシは1986年の旧ソ連のチェルノブイリ原発事故で深刻な影響を受けた。5人は現地で撮影した写真を紹介しながら、今も続く被害について学ぶ決意を述べた。

 イエシン大使は「罪のない人々が命を奪われたことを忘れず、二度と同じことが起きないよう協力していこう」と語り掛けた。3年恒松杏さん(18)は「広島の原爆被害について世界に伝えると同時に、海外で何が起きているか学んでいきたい」と話していた。

 イエシン大使は、この日あった市の平和記念式典に出席後、同校を訪れた。(石下奈海)

(2020年8月7日朝刊掲載)

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