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熊手や竹ぼうき200本寄贈 広島市に白木の住民団体

 広島市安佐北区白木町の住民でつくるボランティア団体「関川ふれあいグループ」のメンバー6人が11日、手作りの熊手170本と竹ぼうき30本を市に寄贈した。平和記念公園(中区)の清掃に役立ててもらう。

 昨年9月に地元の山から切り出した竹を使い、地元の老人会と協力してことし2月から約2カ月かけて作った。この日、永井俊之代表(67)たちが、同公園で長さ1・5メートルの熊手と1メートルの竹ぼうきを市緑政課の古田典之課長に手渡した。古田課長は「大変ありがたい。公園の美化に活用させていただきます」と感謝していた。

 同グループは、原爆で亡くなった人を慰霊するため、2001年から毎年寄贈を続け、ことしで計1677本になった。永井代表は「国内外の観光客が訪れる広島のシンボル。ごみのない公園であってほしい」と話していた。(中川雅晴)

(2013年6月13日朝刊掲載)

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