核廃絶・平和 水面に願い 北広島で灯籠流し
20年8月13日
北広島町の志路原川で6日夜、灯籠流しがあった。参加者約50人が、原爆犠牲者への慰霊や、平和への思いを込めた。
町内の被爆2世たちでつくる実行委員会が、「核廃絶」と記したり、原爆ドームの絵をあしらったりした灯籠を約40個用意。同町古保利の公園近くで、原爆で家族を失った町民たちの手記を地元の千代田高の生徒が朗読した後、灯籠を水面に浮かべた。
同高1年山下あいらさん(15)は「日常が壊される戦争や核兵器の恐ろしさをあらためて感じた」。原爆で18歳の兄を亡くした井木幸子さん(87)=同町有田=は「高齢で広島市内まで行けない中、今年も慰霊ができた。平和が続くよう祈りたい」と見つめていた。
(2020年8月8日朝刊掲載)
町内の被爆2世たちでつくる実行委員会が、「核廃絶」と記したり、原爆ドームの絵をあしらったりした灯籠を約40個用意。同町古保利の公園近くで、原爆で家族を失った町民たちの手記を地元の千代田高の生徒が朗読した後、灯籠を水面に浮かべた。
同高1年山下あいらさん(15)は「日常が壊される戦争や核兵器の恐ろしさをあらためて感じた」。原爆で18歳の兄を亡くした井木幸子さん(87)=同町有田=は「高齢で広島市内まで行けない中、今年も慰霊ができた。平和が続くよう祈りたい」と見つめていた。
(2020年8月8日朝刊掲載)