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平和教育 20代が議論 16日 広島・長崎・沖縄結ぶ

 被爆地の広島と長崎、太平洋戦争中の地上戦で民間人が犠牲になった沖縄の3地域を結び、20代の若者が平和教育の現状や課題を議論するオンラインイベントが16日、ライブ配信される。沖縄の大学生らでつくる「みるくゆんたく」の主催。

 第1部はパネルディスカッションで、広島原爆資料館で資料整理ボランティアをしている広島市立大3年生の池田千夏さんと、長崎平和宣言の起草委員などを務める長崎大大学院生、光岡華子さんが参加。沖縄からは、戦争体験の継承と米軍基地問題に取り組む平和教育ファシリテーターの狩俣日姫さんが加わる。第2部では、視聴者から質問を受けながら議論を深める。

 グループ名は、沖縄の言葉で「平和な世の中」を意味する「みるくゆ」と、おしゃべりを意味する「ゆんたく」を合わせた造語。実行委員会の沖縄国際大4年、石川勇人さんは「各地域での実践例について意見交換したい」と視聴を呼び掛けている。動画投稿サイト「ユーチューブ」の「みるくゆんたく」サイトで午後3~5時に配信する。(金崎由美)

(2020年8月10日朝刊掲載)

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