×

ニュース

「控訴理由説明 首相が原告に」 野党、連名で非難

 立憲民主党などでつくる野党会派の政策責任者は12日、国や広島県、広島市が「黒い雨」訴訟で控訴したことに関し、政府が主導したと非難する談話を連名で発表した。「市と県は強く控訴断念を求めた。長年にわたる原告や家族のご労苦を踏みにじる行為で、国に強く抗議する」とし、安倍晋三首相に控訴理由や今後の方針を原告へ直接説明するよう求めた。

 援護対象区域の拡大を視野に検証を進めるとした政府方針も「現政権は拡大を拒み続けてきた。遅きに失した」と断じた。立民の逢坂誠二、国民民主党の泉健太両政調会長や社民党の吉川元・政審会長らが名を連ねた。

(2020年8月13日朝刊掲載)

年別アーカイブ