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配分案否決目指す 上関原発漁業補償金で反対派

 山口県上関町の中国電力上関原発建設計画に反対する「上関原発を建てさせない祝島島民の会」(清水敏保代表)が14日、上関町の祝島公民館で緊急集会を開いた。

 県漁協祝島支店の組合員を含む約100人が出席。祝島支店が21日の支店組合員の全体集会で提示する予定の原発建設に伴う漁業補償金の配分案を否決するよう申し合わせた。

 清水代表は、組合員幹部でつくる支店運営委員会に配分案が示されたことを説明。「原発に反対しながら亡くなった漁業者のためにも、否決を目指そう」などと呼び掛け、了承された。

 全体集会で議決権を持つ正組合員は53人。祝島支店の補償金は約10億8千万円で、支店は長年受け取りを拒んできたが、ことし2月の集会で無記名投票の結果、受け取りを一転、議決している。(久保田剛)

(2013年6月15日朝刊掲載)

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