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「8・6の意味 発信しよう」 首都圏の広島出身者交流

 首都圏の広島県出身者が集う交流イベント「nextひろしま」の初めての会合が16日、東京都港区南青山のイベントスペースであった。広島ゆかりの飲食店を巡る交流会を開いている県出身者のグループが、人脈を広げる目的で企画した。

 2部構成で、大学生から中高年まで幅広い年代が参加した。平和をテーマにした第1部の座談会では、2011年に87歳で亡くなった被爆者の沼田鈴子さんをモデルにした映画「アオギリにたくして」の予告映像を初公開し、約60人が意見を交わした。

 参加者からは「被爆体験のない世代がどう語り継ぐかが課題」などの提言が出た。慶応大1年の谷昭仁さん(19)は「首都圏では8月6日の意味を知らない人もいる。できることから始めたい」と決意していた。

 第2部の交流会には約150人が参加し、尾道ラーメンなど広島の食を楽しんだ。主催者代表で広島市西区出身の会社社長和田徳之さん(35)は「広島を起点に日本を元気にしたい」と話していた。 (山本洋子)

(2013年6月17日朝刊掲載)

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