×

ニュース

5ヵ国16人 核廃絶語る 来月29・30日に円卓会議 広島県

 核兵器保有国を含めた各国の研究者や政治家が被爆地・広島に集い、核兵器廃絶の道筋を探る広島県主催の円卓会議「ひろしまラウンドテーブル」の日程と参加者が19日、固まった。7月29、30の両日、広島市南区のホテルで、日本、米国、中国、韓国、オーストラリアの5カ国16人が、東アジアの核軍縮をテーマに意見を交わす。

 県の「国際平和拠点ひろしま構想」の事業として初開催する。北朝鮮が核開発を進めるなど「核をめぐる緊張度が高い地域の一つ」として東アジアに焦点を当てる。

 中国から、核軍備管理に詳しい復旦大(上海市)の沈丁立教授と清華大(北京市)の李彬教授が参加。外交政策などの研究成果も踏まえて見解を述べる。韓国から韓昇洲(ハンスンジュ)元外相たちが出席する。

 さらに川口順子元外相やオーストラリアのギャレス・エバンス元外相、米スタンフォード大のスコット・セーガン教授(安全保障)たち同構想の推進委員10人も参加。河野洋平元衆院議長が基調講演する。(野崎建一郎)

(2013年6月20日朝刊掲載)

年別アーカイブ