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被爆70年 日米で合唱曲を 「平和と希望」の歌詞募る

 2015年の被爆70年に向けた「日米文化交流プロジェクトin広島」実行委員会(委員長・原田康夫元広島大学長)は20日、「平和と希望」をテーマにした合唱曲の歌詞を広島市内の小中高生から募ると発表した。米国の作曲家がメロディーを付け、来年3月に米ニューヨークの国連本部であるコンサートで披露する。

 対象は広島市在住か、市内の学校や合唱団に通う小中高生。歌詞は300字以内で、2番までに収める。応募要項は市内の各校に近く配布し、7月16日から8月15日まで募る。8月末に最優秀賞1点、優秀賞2点、佳作数点を選び、賞状などを贈る。

 お披露目となる国連本部でのコンサートは国連人間居住計画(ハビタット)の関連事業で開かれる。広島とニューヨークの両市民が合唱する予定という。

 実行委は広島県合唱連盟や広島日米協会などが中心となって今春に設立。被爆70年に国連合唱団を広島に招く計画などを進める。原田委員長は広島市役所で会見し、「長く歌い継がれる曲を作りたい」と述べた。実行委事務局Tel082(261)0027。(下久保聖司)

(2013年6月21日朝刊掲載)

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